きょう整形外科・神経外科クリニック院長の姜 良勲(きょう よしのり)です。
患者さま、およびご家族の皆さま、当院を支えてくださる関係者の方々にご挨拶を申し上げます。
私は脊椎・末梢神経を専門とする整形外科医です。
整形外科全般の診療において地域社会に貢献したいのは勿論のこと、得意とする脊椎・末梢神経においては、全国でお困りの患者さんの手助けができれば本望と精進してまいりました。
脊椎・末梢神経分野とは病名で言えば、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、手根管症候群、肘部管症候群などです。
腰が痛い、歩くと足が重だるくなる、休憩したくなる、手足がしびれる、手足が痛い、手足が動かしにくいなどの症状があれば、これらの可能性があります。
腰痛の診断は難しい場合も多く、また、頚椎の病気と末梢神経の病気は区別がつきにくい場合もあります。
そういう中、専門家として的確な診断と治療を行い、わかりやすい説明をするように心掛けています。
腰痛の診断については世界の超一流の先生方と交流、討論をしてきました。
頚椎の病気と末梢神経の病気の鑑別につきましては国際学会で招待講演も行いました。
一般の整形外科クリニックの先生方と連携をとる体制もできておりますので、かかりつけの先生とご相談し、より専門的な診断が必要な場合や手術を検討する場合は当院へ受診予約を取って頂ければと存じます。
当院ではなるべく手術をしないで治療する方法、あるいはなるべく体に負担のない手術をする方法を選択することが可能です。
手術は内視鏡手術、顕微鏡手術といった最小侵襲手術を受けることができます。
特にPELD(経皮的内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術)は非常に高度な技術を要する手技ですが、約6年前より国内外で多くの修業を積みました。日経ビジネス社の雑誌にも取材され、記事になりました。
当院の手術室は大学病院でもないレベルの手術室です。
PELDをより安全によりスムースにできるという点に関して、熟知しているからこそ、設計、装備できた手術室です。
医療は日々めざましく発展しています。
数十年前は腰の手術をすれば車イスになると言われた時代がありました。
医療機器の進歩と医師の技術の向上は、車イスになるどころか、もはやデイサージャリー(日本では日帰り手術と訳されています。国際学会的には院内滞在時間が24時間以内という目安があります。)が可能な時代になりました。
手術も決して怖いものでなくなってきたのです。
もちろん、現在医療においても、手術を受けたすべての方が100%良くなるという保証はありません。
それでも私は最善を尽くして患者さんと向き合いたいと思ってきました。ともすれば手術工場と揶揄されるような大病院も世の中にはあります。手術はたくさんするが、患者さんと向き合わない。ごく一部であろうが、手術後、良くならない人に、もう仕方がない、もう来なくて良いというような言い方をする医師がいます。
私はそういう患者さんこそ、手術を執刀した医師が最後まで追加の治療を一生懸命考えて付き合っていくべきだと思います。そうでないとメスは持つべきではありません。
私は専門家として、保存治療(手術をしない治療)も手術治療も提案、実行できる医師でありたい、一番良いと思われる治療を実行できるようになりたい、最後まで患者さんと向き合う医師でありたいと思い、今まで精進して来ました。
その思いが詰まった一生をかけて開院したクリニックです。スタッフも頑張ってくれています。
まだまだこれからですが、一丸となって患者さんに愛されるクリニックを目指します。
開院地である阪神尼崎は交通の便が非常に良いところであります。
より多くの患者さんが元気になられるよう、今後も日々進歩し続けることを目指しています。
「患者さんの笑顔」に一番近い存在になれれば本望です。
きょう整形外科・神経外科クリニック
院長 姜 良勲